老眼鏡をかけた校閲ガール

老眼鏡をかけた校閲ガール – 地上8階の夏休み.

校閲ガールってのが、話題になっているらしい。校閲だの、校正だので思い出されることはいっぱい(って、たいていは大恥をかいたこと)あるが、よく覚えているのは、20代なかばぐらいの頃。

mojoはすでにフリーライターとしての道を歩いていて、同じくフリーカメラマンをしていた年上の知人とよく組んで仕事をしていた。

その彼の奥さんというのが、フリーの校閲者だったのだ。といってもまだステップアップする途中で、いつも辞書を片手に勉強していた。

カメラマン氏の家にはその頃よく行っていたというより、何日も泊まって原稿を書いたりしていたから、その合間に彼女の原稿の読み合わせに付き合わされたりした。

いつも、その赤入れに対して「重箱の隅をつつきまくるねえ」と冗談を言っていたが、mojoの知らない言葉の用法を教えてくれたり、mojoの間違いだらけの原稿を見て、勝手に赤を入れられてたりして、なんだか楽しい日々だった。

その後、すったもんだいろいろあって、2人は別れることになり、なんとなくmojoも疎遠になってしまったが、数年のちに一度だけ電車の中で会ったことがある。

すったもんだの頃よりも元気が戻ったようで、なんだかこちらも安心した。校閲の仕事はやめてないとのことで、肩から提げたバッグの中には国語辞典がのぞいていた。

あれきり会わなくなってしまったけれど、今でもどこかで校閲者として活躍しているんだろうか。老眼鏡をかけながら。

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コメント

  1. 【篠の風】 より:

    いいですね。

  2. Jun より:

    Huluで配信されてたので、ドラマの第1回を見ました。石原さとみのヒロインはちょっとやりすぎって感じでしたけど、ドラマはまあまあ面白かった。校閲はネタ扱いで恋愛ドラマやりたいのかなという印象でした。

  3. mojo より:

    △【篠の風】さん
     近ごろは予算の関係で校閲部が縮小されているので、ベテランほど行き場がないかも知れません。フリーライターもそうですが、本の職人が生きにくい時代になってしまいました。

  4. mojo より:

    △Junさん
     僕も原作は読んでないのでわからないんですが、ドラマもネットの評判では賛否あるみたいですね。